前編からの続き・・・
そして、その時の3人のそれぞれの
印象が次のように掲載されています。
私、あのバッテリーのユアサがアイアンを
出していることすら知りませんでした。
キャビティーアイアンをちゃんと打ったのも初めて
でした。トウよりに当たっているのか、
ヒールよりに当たっているのか区別がつかない。
殆ど打感の差がないのです。
芯を喰った時最も「気持ちい~っ!」
アイアンは、16本目のアイアンでした。
そう、私が持参したコンベンショナルタイプ
のマイクラブだったのです。
それにしてもユアサのキャビティー良かった
ですよ。
そして、時は過ぎ一昨年
こんなクラブがあるのを知りました。
ファイセプト、ロイヤルクォーツプレミアム
というドライバーです。
発売元がどこかをご存知の方は
偶然か、さもなくばギヤおたくではないでしょうか。
発売元は、
エネオス
そう、あの新日本石油なんです。
怖いもの見たさでエネオスに問い合わせてし
まいました。思い出しても赤面してしまいます。
良くもそんな質問できたもんだと恥ずかしくなります。
まさか本気でドライバーを販売して利益を
上げようなどと思ってのこととは思えなかった
ものですから。
だって、あのエネオスですよ!
私、「・・・エネオスさんがファイセプトブランドで
ドライバーを出していること初めて知ったのですが、
まさか採算度外視で・・その~、何か本業の
販促の一環でお作りになっていらっしゃるのでは
ないかと一寸疑問に思ったものですから、まことに
不躾な質問なんですが・・電話させていただいたの
ですが。」
さすがエネオスの社員さん、
こんなとんでもない質問にもきちんとお答えを
してくださいました。
「採算度外視などとは滅相もありません。
ファイセプトも自信を持って販売させて
いただいております。」
恐れ入りました。
自分が知らないから売れてない?
などと思うのはとんでもないことで、
人が知っていようといまいと、
売れていようといまいと、
いいものはいい、
ダメなものはダメと
見定める目が大切という
教訓(プリセプト)を得た
出来事でした。
プロはアマに分数から教えているのだ! 教わるアマが未だ「九九の丸暗記」が終わっていないのに! 不思議なことに・・・!お互いにそのことに気づいていなかった!? 決め打ち(デジタル)パットの発見&実践 スリーパット撲滅(大)作戦*こんな方法が世の中に存在していた!
2007年2月11日日曜日
CHOICEにて試打レポート・・
ミャンマーでのゴルフなど
投稿記事の資料を漁っていたら
出てきました、10年前の
CHOICE1997.7月号Vol.99
前回のドライバーに引き続きアイアンの話です。
クラブ選びで私が大きく影響を受けた
体験の一つだと思います。
この号でこの年のニューアイアン15種の
試打レポートに関わりました。
いきさつは忘れましたが、
白浜敏司プロ、ライターの塩田さん、カメラマンの今瀬さん
そして私の4人、那須野ヶ原CCで行われました。
これがその時のワンショット。
そして、その記事で
あの竹林隆光氏がその15種のクラブを
次のように分類されていました。
更に、10年前にはヘッドの大型化は始まって
いました。
これが証拠写真です。
この時ヘッドの大型化も
目前で比べて驚いたのですが、
他に二つの印象的な事がありました。
一つ目は、
私も塩田さんもそれぞれのクラブについて
感想を述べ合うのですが、
それを聞きながら、白浜プロが15本のクラブ
についてコメントをまとめるのです。そして、
ちゃんと15種類のコメントが出来上がるのです。
それはそれはお見事!
としか言いようがありません。
特徴があります。
決して批判的なコメントにはしません。
ちょっとマイナスイメージなコメントの始まりでも
しっかりフォローしています。
例えばこんな風に、
「グースが少なく、ネックはほぼストレートなので、
ハードヒットのイメージが自然に湧いてきます。
センターからヒールよりでは打球感は柔らかいの
ですが、トウよりで打つと手に響く感じがあります。
ミスをミスとしてはっきり伝えてくれるクラブです。」
因みにこれは、キャスコのスーパーハイテンVSへの
コメントでした。
この作業を見て、聞いていて、思っていても絶対口に
出せなかった感想を10年後の今、
そ~と文字にしてしまいます。
あくまでもつぶやきです。忘れてください。
「利き酒ではないが、本当はヘッドの厚みとかの
視覚的特長は伏せた方がいいのだが、この
コメントを他のプロが読んで、試打して、
どのクラブの特徴なのか15本を本当に
言い当てることが出来るのだろうか?」
などと思っちゃいました。
その後、フジクラの相談室で偶然に
白浜プロとお会いした際、私のことを
覚えていて下さり、1時間もマンツーマンで
シャフトやらクラブの話、私に最適なクラブの
スペックなど教えてくださいました。
得難い1時間でした。
白浜プロはフジクラ所属です。
そして、二つ目は、
それでは、どのアイアンが最も気に入ったか?
という話題になった時、私は意中のクラブを
なかなか言い出せないでいました。
なぜなら、そんなクラブの名を言ったら、
「こいつおかしいんじゃ~ない?」
と思われやしないかと思ったからです。
意を決して恐る恐るいってみました。
「ユアサのアイアン良かったです。」
なんとお二人も同感だと言うではありませんか!!
そう!あのバッテリーのユアサのアイアンなのです。
まだ紹介したい写真がありますが、
5枚以上はダメだそうなので、
その2に続きます。
投稿記事の資料を漁っていたら
出てきました、10年前の
CHOICE1997.7月号Vol.99
前回のドライバーに引き続きアイアンの話です。
クラブ選びで私が大きく影響を受けた
体験の一つだと思います。
この号でこの年のニューアイアン15種の
試打レポートに関わりました。
いきさつは忘れましたが、
白浜敏司プロ、ライターの塩田さん、カメラマンの今瀬さん
そして私の4人、那須野ヶ原CCで行われました。
これがその時のワンショット。
そして、その記事で
あの竹林隆光氏がその15種のクラブを
次のように分類されていました。
更に、10年前にはヘッドの大型化は始まって
いました。
これが証拠写真です。
この時ヘッドの大型化も
目前で比べて驚いたのですが、
他に二つの印象的な事がありました。
一つ目は、
私も塩田さんもそれぞれのクラブについて
感想を述べ合うのですが、
それを聞きながら、白浜プロが15本のクラブ
についてコメントをまとめるのです。そして、
ちゃんと15種類のコメントが出来上がるのです。
それはそれはお見事!
としか言いようがありません。
特徴があります。
決して批判的なコメントにはしません。
ちょっとマイナスイメージなコメントの始まりでも
しっかりフォローしています。
例えばこんな風に、
「グースが少なく、ネックはほぼストレートなので、
ハードヒットのイメージが自然に湧いてきます。
センターからヒールよりでは打球感は柔らかいの
ですが、トウよりで打つと手に響く感じがあります。
ミスをミスとしてはっきり伝えてくれるクラブです。」
因みにこれは、キャスコのスーパーハイテンVSへの
コメントでした。
この作業を見て、聞いていて、思っていても絶対口に
出せなかった感想を10年後の今、
そ~と文字にしてしまいます。
あくまでもつぶやきです。忘れてください。
「利き酒ではないが、本当はヘッドの厚みとかの
視覚的特長は伏せた方がいいのだが、この
コメントを他のプロが読んで、試打して、
どのクラブの特徴なのか15本を本当に
言い当てることが出来るのだろうか?」
などと思っちゃいました。
その後、フジクラの相談室で偶然に
白浜プロとお会いした際、私のことを
覚えていて下さり、1時間もマンツーマンで
シャフトやらクラブの話、私に最適なクラブの
スペックなど教えてくださいました。
得難い1時間でした。
白浜プロはフジクラ所属です。
そして、二つ目は、
それでは、どのアイアンが最も気に入ったか?
という話題になった時、私は意中のクラブを
なかなか言い出せないでいました。
なぜなら、そんなクラブの名を言ったら、
「こいつおかしいんじゃ~ない?」
と思われやしないかと思ったからです。
意を決して恐る恐るいってみました。
「ユアサのアイアン良かったです。」
なんとお二人も同感だと言うではありませんか!!
そう!あのバッテリーのユアサのアイアンなのです。
まだ紹介したい写真がありますが、
5枚以上はダメだそうなので、
その2に続きます。
2007年2月3日土曜日
SLE適合クラブ選び・・総括
もう一度電話をしてみました。
ブリジストンお客様相談室・・に
前回よりかなり若いと思しき男性でした。
「言葉で表現するのは難しいですが、妙に柔らかく
感じるプリセプトの打感はそういうものなのでしょうか?」
男性は、「練習場のボールは性質上柔らかい打感に
なりますが、更に高反発のクラブから低反発に替えると
尚更そのように感じてしまうのはしかたの無いことだと
思います。」
私、「前回お答えいただいた方は、私がプリセプトに
ついてお尋ねしているのにもかかわらず、
XドライバーやVIQの話をして、私のかんぐりですが、
何かプリセプトの話を避けているように感じました。
打感以外は今のところ気に入っているんですが」
男性「それは失礼いたしました。気に入ってくださる
ことがなによりで御座います。」
これで今回の記事は終わりにしますが
記事原稿を作るに当たって明らかになったことを
紹介して締めくくりにします。
参考、引用文献?はGolf Today 誌No374
です。
・反発係数0.83未満
・ヘッド体積460ccまで
・長さ48インチ以下
・慣性モーメント5900g・cm2まで
以上が各規制値です。
物理的に高反発より低反発の方が飛ばない
のは、自明の理。
打ち出し角を上げてスピン量を減らすことで
高反発に比しての飛距離減を補うということ
ですが、意味が分からなかった。
こんな一節がありました。
「インパクトの瞬間、ボールにはバックスピン
方向の回転がかかりますが、ある一定の時間
以上フェースに接していると順回転方向に向か
ってエネルギーが反転することがわかって
います。ダンロップではこれをコイル現象
と呼び、バックスピンのコントロールに
利用してきました。」
具体的な方法は知る由もありませんが、
高反発より飛ぶというのはこういうことらしい。
また、ある技術者の話として、
「反発(飛び)・大きさ(やさしさ)・
長さ(飛び)・慣性モーメント(やさしさ)。
現在はドライバー開発の4大要素を
完全に規制された状態。この条件下で
開発を進めているようなもの。」
だと言う。
そして、最後に興味深い一節を紹介します。
「高初速 + 高打ち出し + ロースピン
は飛びの3要素と呼ばれ、
その最適弾道をアベレージゴルファーに提供
すべくドライバーは進化の一途をたどってきた。
高反発フェースもこの過程で生まれたものだ。
しかし、この高初速に効く、反発性能を
ゼネラルルールで規制しようなどというのは
今にしてみればどこかヘンである。
なぜなら、タイガー・ウッズを始めとする
ロングヒッターたちは、
今も昔もいわゆる高反発ドライバー
を試合で使ったことはないからだ。
(PGAツアーもUSGAも係数0.83以上の
高反発クラブを容認したことはない。)
と記されていました。
アマチュア特にアベレージゴルファーの
購買意欲をそそる材料にされてきた?
妙にドライバーの価格が突出している。
それもその筈、クラブの売上高の半分はドライバー
なんですって。
利益率の高いドライバーを毎年毎年
売り続けなければならない事情が
ありそうです。
改めて思いました。
グリップより先を変えるより
グリップのこちら側を変えるほうが
遥かにスリリングでしかも興味深いのでは
なかろうか。
(完)
ブリジストンお客様相談室・・に
前回よりかなり若いと思しき男性でした。
「言葉で表現するのは難しいですが、妙に柔らかく
感じるプリセプトの打感はそういうものなのでしょうか?」
男性は、「練習場のボールは性質上柔らかい打感に
なりますが、更に高反発のクラブから低反発に替えると
尚更そのように感じてしまうのはしかたの無いことだと
思います。」
私、「前回お答えいただいた方は、私がプリセプトに
ついてお尋ねしているのにもかかわらず、
XドライバーやVIQの話をして、私のかんぐりですが、
何かプリセプトの話を避けているように感じました。
打感以外は今のところ気に入っているんですが」
男性「それは失礼いたしました。気に入ってくださる
ことがなによりで御座います。」
これで今回の記事は終わりにしますが
記事原稿を作るに当たって明らかになったことを
紹介して締めくくりにします。
参考、引用文献?はGolf Today 誌No374
です。
・反発係数0.83未満
・ヘッド体積460ccまで
・長さ48インチ以下
・慣性モーメント5900g・cm2まで
以上が各規制値です。
物理的に高反発より低反発の方が飛ばない
のは、自明の理。
打ち出し角を上げてスピン量を減らすことで
高反発に比しての飛距離減を補うということ
ですが、意味が分からなかった。
こんな一節がありました。
「インパクトの瞬間、ボールにはバックスピン
方向の回転がかかりますが、ある一定の時間
以上フェースに接していると順回転方向に向か
ってエネルギーが反転することがわかって
います。ダンロップではこれをコイル現象
と呼び、バックスピンのコントロールに
利用してきました。」
具体的な方法は知る由もありませんが、
高反発より飛ぶというのはこういうことらしい。
また、ある技術者の話として、
「反発(飛び)・大きさ(やさしさ)・
長さ(飛び)・慣性モーメント(やさしさ)。
現在はドライバー開発の4大要素を
完全に規制された状態。この条件下で
開発を進めているようなもの。」
だと言う。
そして、最後に興味深い一節を紹介します。
「高初速 + 高打ち出し + ロースピン
は飛びの3要素と呼ばれ、
その最適弾道をアベレージゴルファーに提供
すべくドライバーは進化の一途をたどってきた。
高反発フェースもこの過程で生まれたものだ。
しかし、この高初速に効く、反発性能を
ゼネラルルールで規制しようなどというのは
今にしてみればどこかヘンである。
なぜなら、タイガー・ウッズを始めとする
ロングヒッターたちは、
今も昔もいわゆる高反発ドライバー
を試合で使ったことはないからだ。
(PGAツアーもUSGAも係数0.83以上の
高反発クラブを容認したことはない。)
と記されていました。
アマチュア特にアベレージゴルファーの
購買意欲をそそる材料にされてきた?
妙にドライバーの価格が突出している。
それもその筈、クラブの売上高の半分はドライバー
なんですって。
利益率の高いドライバーを毎年毎年
売り続けなければならない事情が
ありそうです。
改めて思いました。
グリップより先を変えるより
グリップのこちら側を変えるほうが
遥かにスリリングでしかも興味深いのでは
なかろうか。
(完)
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