2007年2月3日土曜日

SLE適合クラブ選び・・総括

もう一度電話をしてみました。

ブリジストンお客様相談室・・に

前回よりかなり若いと思しき男性でした。

「言葉で表現するのは難しいですが、妙に柔らかく

感じるプリセプトの打感はそういうものなのでしょうか?」


男性は、「練習場のボールは性質上柔らかい打感に

なりますが、更に高反発のクラブから低反発に替えると

尚更そのように感じてしまうのはしかたの無いことだと

思います。」


私、「前回お答えいただいた方は、私がプリセプトに

ついてお尋ねしているのにもかかわらず、

XドライバーやVIQの話をして、私のかんぐりですが、

何かプリセプトの話を避けているように感じました。

打感以外は今のところ気に入っているんですが」


男性「それは失礼いたしました。気に入ってくださる

ことがなによりで御座います。」


これで今回の記事は終わりにしますが

記事原稿を作るに当たって明らかになったことを

紹介して締めくくりにします。

参考、引用文献?はGolf Today 誌No374

です。



・反発係数0.83未満
・ヘッド体積460ccまで
・長さ48インチ以下
・慣性モーメント5900g・cm2まで


以上が各規制値です。

物理的に高反発より低反発の方が飛ばない

のは、自明の理。

打ち出し角を上げてスピン量を減らすことで

高反発に比しての飛距離減を補うということ

ですが、意味が分からなかった。

こんな一節がありました。

「インパクトの瞬間、ボールにはバックスピン
方向の回転がかかりますが、ある一定の時間
以上フェースに接していると順回転方向に向か
ってエネルギーが反転することがわかって
います。ダンロップではこれをコイル現象
と呼び、バックスピンのコントロールに
利用してきました。」


具体的な方法は知る由もありませんが、

高反発より飛ぶというのはこういうことらしい。


また、ある技術者の話として、

「反発(飛び)・大きさ(やさしさ)・
長さ(飛び)・慣性モーメント(やさしさ)。
現在はドライバー開発の4大要素を
完全に規制された状態。この条件下で
開発を進めているようなもの。」


だと言う。


そして、最後に興味深い一節を紹介します。

「高初速 + 高打ち出し + ロースピン
は飛びの3要素と呼ばれ、
その最適弾道をアベレージゴルファーに提供
すべくドライバーは進化の一途をたどってきた。
高反発フェースもこの過程で生まれたものだ。

しかし、この高初速に効く、反発性能を

ゼネラルルールで規制しようなどというのは

今にしてみればどこかヘンである。

なぜなら、タイガー・ウッズを始めとする

ロングヒッターたちは、

今も昔もいわゆる高反発ドライバー

を試合で使ったことはないからだ。

(PGAツアーもUSGAも係数0.83以上の

高反発クラブを容認したことはない。)


と記されていました。

アマチュア特にアベレージゴルファーの

購買意欲をそそる材料にされてきた?

妙にドライバーの価格が突出している。

それもその筈、クラブの売上高の半分はドライバー

なんですって。

利益率の高いドライバーを毎年毎年

売り続けなければならない事情が

ありそうです。

改めて思いました。

グリップより先を変えるより

グリップのこちら側を変えるほうが

遥かにスリリングでしかも興味深いのでは

なかろうか。

(完)

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